Raspberry Pi 4 + DAC + Volumio で音楽を聴けるようになるまで

仕事用のPC以外から家のNASに入ってる音楽を聴きたい〜って考えたとき、タブレットから再生するのが速そうと思ったのだけれども、Android / iOS だといい塩梅のアプリがなくてじゃあRaspiだとなったのであれこれ買って試した話。

用意したもの

Raspberry Pi 4

家に元々あったやつ。詳しくは後述。

Raspberry Pi 4のヒートシンク

Amazon | Raspberry Pi 4(Model B)用アルミヒートシンクケース (レッド) | Side3 | PCケース 通販

DAC

Kuman PIFI Digital DAC+ Amazonで買った。Raspberry Pi のソケットに刺さるタイプのDAC。チップとかそこまでこだわっていなかったので、適当に良さそうなのを選んだ。これがあるとRaspberry Pi の本体からよりは相対的に音が良くなる。

とても背の高いピンソケット

とても背の高いピンソケット2×20(40P) - スイッチサイエンス

スイッチサイエンスで買った。これも後述

Volumioの入ったmicro SD

Volumioという音楽再生に特化したディストリビューションがあって、それを焼いたもの。

組む

実はRaspi 3も家にあって、それを流用するつもりだったのだけれども、いざDACが届いたときに通電確認したらpow LEDが点灯すらせず文鎮と化したので予備で用意していたRaspi 4を渋々使った、という経緯がある。Raspi 4は熱がヤバいと聞いていたので、ヒートシンクも慌てて買った形となっている…

そして予想はしてたけれど、素の状態だとヒートシンクDACに干渉してしまったので、とても背の高いピンソケットを間に挟むことで解決した。スイッチサイエンス最高。

Volumioの設定

ハマったと言うか、調べないとわからなかったこと

NAS接続

使っているNASの問題なのか、 smb のバージョン設定を入れないと接続できなかった。 オプションに vers=1.0 を入れると接続できた。 f:id:uvb_76:20200616222136p:plain

コンピレーション問題

アルバムリストを表示したときにアーティストごとにアルバムが増殖するよくあるやつ。よく聴く音楽ジャンルの都合上そこそこの数のコンピレーションアルバムを管理している。iTunesだと何も考えずにコンピレーションとして認識させればよかったのだけれども、そんな親切なものは無いので、別の手段を使って、コンピレーションで有ることを伝える必要がある。今回はアルバムアーティストのタグを Compilation Metadata Fields として認識っせることで対処した。ただ、 mp3タグが不完全なアルバムもあったので、これを期に設定し直した。 f:id:uvb_76:20200616221505p:plain

使ってみて

同じネットワークからブラウザで volumio.local にアクセスするとVolumioの再生画面を表示できる。ブラウザで一通りの操作が完結できるのは強いと思う。スマホからでも同様にアクセスできる。レスポンシブデザイン対応しているのは親切だなーと感じた。ただ、Rapi4で音楽再生するだけなのはオーバースペックっぽいと思うので、別用途でもなにか動かせないか模索しているところ。また、Volumioで提供されている Spotify Plugin のログインが未だにうまく行っていないのでどうにかしたい。うまく行けばNexus 7から脱却できるんじゃ…

参考

Raspberry Piで部屋のオーディオ環境を改善した話 - しろうまの小屋

Volumioでコンピレーション・アルバムの再生ができない場合の対処方法 - Qiita